【体験談】40歳・未経験・パソコンが苦手でも事務職に転職できた方法
「40代の未経験者を採用してくれる会社なんてあるのかな」
「長いブランクがあるうえに、パソコンも苦手なのに大丈夫?」
そんな不安ばかり考えて、なかなか行動できずにいました。
この記事では、40歳・未経験・パソコンが苦手だった私が、どのように事務職への転職を実現したのかを、実体験をもとにお伝えします。
同じように「私には無理かもしれない」と悩んでいる方に、最初の一歩を踏み出すきっかけを届けられたらうれしいです。
40歳・未経験で事務職を目指した理由
結婚後の約15年間、私は家庭を優先して生活していました。そのうち約12年間は専業主婦で、その後はレジや品出し、事務補助など、パートや短期の仕事をいくつか経験しました。
やはり、育児や家事と仕事となると体力面が不安。
商業高校に通っていたこともあり、事務職への転職を考え始めました。
とはいえ、数十年前の商業高校での知識はもう記憶の彼方。
せめてパソコンの技術だけは身に着けたいと思うようになりました。
当時の私の経歴をまとめると、次のような状態です。
- 年齢:40歳
- 専業主婦の期間:約12年
- 職歴:レジ、品出し、事務補助など
- 事務職の経験:ほぼなし
- パソコンスキル:家計簿をつける程度
- Word・Excel:基本操作にも自信がない状態
正直にいうと、最初は事務職に応募する勇気がありませんでした。
それでも、将来のことを考えると「このままでは不安」という気持ちは強くなるばかり。年齢を理由に諦めるより、まずは今の自分に足りないものを身につけようと考えました。
そこで選んだのが、職業訓練でした。
これは本当にタイミングだなぁと思いました。
下の子どもが小学6年生になることもあり、そろそろフルタイムで働こうかと考えていたので、今のパートを辞め
そのタイミングでハローワークの職業訓練へ通うことに決めました。
職業訓練でWord・Excelを基礎から学んだ
私が最初の一歩として通ったのは、岡山県の職業訓練「パソコン事務基礎科」です。受講期間は約3か月でした。
訓練では、主に次のような内容を学びました。
Wordで学んだこと
- 文書作成
- 文字や段落の設定
- 表の作成と挿入
- 差し込み印刷
Excelで学んだこと
- 表の作成
- SUM関数
- IF関数
- VLOOKUP関数
- グラフ作成
- 基本的な表計算
このほかにも、ビジネスマナーや電話応対、応募書類の作り方、面接対策などを学びました。
教室には20名ほどの受講生がいて、年齢層は30代後半から60代くらいの方が多かったように思います。
通う前は「パソコンが苦手な私だけ、授業についていけなかったらどうしよう」と心配していました。しかし、講師の方はどんな質問にも丁寧に対応してくださり、分からないまま取り残されることはありませんでした。
そして、訓練期間中に次の資格を取得できました。
- コンピュータサービス技能評価試験 ワープロ部門3級
- コンピュータサービス技能評価試験 表計算部門3級
資格を取ったから、すぐに何でもできるようになったわけではありません。
それでも、WordとExcelの基本操作を学んだ証明になり、未経験だった私にとって大きな自信につながりました。
何よりも大きな収穫は、「私もやればできる」と思えたことです。
職歴が多い私が履歴書で工夫したこと
私には複数の職歴があり、履歴書を書くことにも苦手意識がありました。
職歴をすべて書こうとすると、一般的な履歴書の職歴欄には収まりません。そこで、職歴欄が広い履歴書を選び、勤務先ごとの入社・退社が分かるように整理しました。
詳しい仕事内容やアピールしたい経験は、履歴書に無理に詰め込まず、職務経歴書で補うことにしました。
履歴書で意識したポイント
- 年号を西暦または和暦のどちらかに統一する
- 勤務先ごとの入社・退社を分かりやすく記載する
- パートやアルバイトなどの雇用形態も記載する
- 職業訓練で学んだ内容や取得資格を書く
- 志望動機を応募先ごとに書き換える
- 長く働いた職場や応募職種に関係する経験は丁寧に書く
職歴が多いと、「転職回数が多いから不利になるのでは」と不安になりますよね。
私も同じでした。しかし、大切なのは職歴を無理に隠すことではなく、それぞれの仕事で何を経験し、何を身につけたのかを整理して伝えることだと思います。
職歴の書き方に迷った場合は、自己判断で省略せず、ハローワークなどで相談するのがおすすめです。
接客経験を事務職の強みに変えた職務経歴書
職務経歴書を作り始めたときは、「サービス業の経験ばかりで、事務職にアピールできることがない」と思っていました。
しかし、これまでの仕事を振り返ってみると、事務職にも生かせる経験がいくつもありました。
例えば、レジや接客の仕事では、次のような力を身につけています。
- お客様に分かりやすく説明する力
- 相手に合わせて丁寧に対応する力
- 金銭を正確に扱う力
- 忙しい時間帯でも落ち着いて行動する力
- 周囲と協力しながら仕事を進める力
- ミスがないよう確認する習慣
これらは、電話応対や来客対応、現金管理、書類確認など、事務職でも役立つ力です。
私が作った職務経歴書の構成
- 職務要約
- 勤務先ごとの職歴と担当業務
- 仕事で工夫したことや実績
- 職業訓練で学んだパソコンスキル
- 取得した資格
- 自己PR
実績というと、大きな成果を書かなければいけないように感じますが、特別なことでなくても大丈夫です。
私は、1日の売上でトップになった経験や、1か月間レジの釣り銭差額を0円にできたことなどを書きました。
「時間を守っていた」「ミスを防ぐために確認していた」「お客様から対応を褒められた」なども、仕事に取り組む姿勢を伝えられる材料になります。
自分では当たり前だと思っていることの中にも、強みは隠れています。小さな経験だからと決めつけず、一度すべて書き出してみるのがおすすめです。
面接では未経験であることを正直に伝えた
面接では、事務職の経験がないことを隠さず、正直に伝えました。
ただし、「未経験なので何もできません」で終わらせるのではなく、今できることと、これから学ぶ姿勢を一緒に伝えるようにしました。
例えば、次のような内容です。
- 職業訓練でWordとExcelの基礎を学んだこと
- 資格取得に向けて継続して勉強したこと
- 接客業で正確さや対応力を身につけたこと
- 分からないことは確認し、覚える努力をすること
- 長く働きながら成長したいと考えていること
その結果、誠実に取り組む姿勢や真面目さ、笑顔、ハキハキとした受け答えなどを評価していただけました。
事務職の面接だからといって、パソコンスキルだけを見られているわけではありません。
電話応対や来客対応、ほかの職員との連携が必要な仕事だからこそ、これまでの接客経験や人柄も強みになったのだと思います。
40歳・未経験でも事務職に転職できた
こうして私は、40歳で未経験から事務職へ転職できました。
転職前はパソコン操作にも自信がなく、「自分に事務職が務まるのだろうか」と不安でした。もちろん、入社した時点ですべての仕事ができたわけではありません。
それでも、分からないことを一つずつ確認し、実務を通して覚えていくことで、少しずつできる仕事が増えていきました。
未経験からの転職で評価されたのは、資格やパソコンスキルだけではなかったと感じています。
これまでの仕事で身につけた正確さや対応力、学ぼうとする姿勢、真面目に仕事へ向き合う姿勢も、採用につながった大切な要素でした。
40代未経験から事務職を目指す人へ
40代になると、「今から始めても遅いのでは」と考えてしまいます。
私も、転職活動を始める前は不安でいっぱいでした。
でも、最初から完璧なパソコンスキルがなくても、今できることから準備を始められます。
- WordやExcelの基礎を学ぶ
- 職業訓練について調べる
- これまで経験した仕事を書き出す
- 接客や家事の経験から身についた強みを考える
- ハローワークで応募書類を見てもらう
- 未経験者を歓迎している求人を探す
この中から、まず一つだけでも行動してみてください。
年齢やブランク、未経験という事実は変えられません。しかし、これまでの経験をどのように伝えるか、これから何を学ぶかは、自分で変えられます。
私も、40歳・未経験・パソコンが苦手な状態からのスタートでした。
だからこそ、同じように悩んでいるあなたにも、事務職へ進める可能性はあると伝えたいです。
焦らなくても大丈夫。まずは、自分にできる小さな一歩から始めてみましょう。
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私自身も、WordとExcelの基礎を学んだことが、未経験から事務職へ応募するときの自信につながりました。
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