事務職のメリット・デメリット10選|40代未経験から7年働いてわかった本音
「40代から未経験で事務職を目指しても大丈夫?」
「座り仕事だから、体力的に楽なのかな?」
「給与や仕事内容のデメリットも知っておきたい」
事務職への転職を考えると、このような疑問や不安が出てきますよね。
私は40歳でサービス業から未経験の事務職へ転職し、約7年間、経理・給与計算・社会保険・労務などの仕事を経験してきました。
実際に働いて感じたのは、事務職は体力的な負担が比較的少なく、経験を積むほど仕事の幅を広げられる一方で、目や肩への負担、給与の上がりにくさ、求人の競争率などのデメリットもあるということです。
この記事では、40代未経験から事務職へ転職した私の実体験をもとに、メリット・デメリットと、事務職に向いている人の特徴を紹介します。
事務職を目指すか迷っている方は、ぜひ仕事選びの参考にしてください。
事務職のメリット5選
事務職といっても、一般事務・営業事務・経理事務・総務事務・介護事務など、仕事内容はさまざまです。
ここでは、私が実際に事務職として働いて感じたメリットを5つ紹介します。
1.体力的な負担が比較的少ない
事務職はデスクワークが中心なので、立ち仕事やサービス業と比べると、体力的な負担は比較的少なくなります。
私も以前はサービス業で働いていたため、一日中立ったまま動き回らなくてよいことは、大きなメリットに感じました。
ただし、体が楽だから仕事も楽というわけではありません。
数字や書類の間違いがないか確認したり、期限を考えながら複数の仕事を進めたりするため、頭を使う場面は多くあります。
2.生活リズムを整えやすい
事務職は、勤務時間や休日が比較的決まっている求人も多く、予定を立てやすいことがメリットです。
会社によっては繁忙期が毎年ほぼ決まっているため、休みを取る時期も考えやすくなります。
ただし、すべての事務職が定時で帰れるわけではありません。
月末月初、決算、給与計算、年末調整などを担当する場合は、特定の時期に忙しくなることがあります。
求人票を見るときは、勤務時間だけでなく、残業時間や繁忙期についても確認しましょう。
3.パソコンスキルや専門知識が身につく
事務職では、WordやExcel、メール、会社独自のシステムなどを日常的に使用します。
最初はパソコン操作が苦手でも、仕事で繰り返し使うことで、少しずつ操作に慣れていきます。
私も事務職へ転職してから、給与計算、社会保険、年末調整、経理などの知識を身につけることができました。
税金や社会保険の仕組みを理解できるようになると、自分自身の生活や家計管理にも役立ちます。
4.コミュニケーション力が身につく
事務職は、一人で黙々とパソコンに向かうだけの仕事ではありません。
社内の職員から書類を集めたり、取引先や関係機関へ問い合わせたり、電話や来客に対応したりすることもあります。
相手に分かりやすく説明する力や、必要な情報を聞き取る力も、仕事を続けるうちに身についていきます。
接客業の経験がある人は、そこで身につけた対応力を事務職でも活かせます。
5.経験を積むと転職先の選択肢が広がる
事務の仕事は、介護・医療・製造・建設・小売など、さまざまな業界にあります。
未経験では応募できる求人が限られることもありますが、一度実務経験を積むことで「事務経験者」として次の求人へ応募できるようになります。
一般事務から経理や労務へ仕事の幅を広げるなど、経験を積みながら専門性を高めることもできます。
事務職のデメリット5選
事務職にはメリットがある一方で、実際に働いてから気づくデメリットもあります。
転職後に「思っていた仕事と違った」と後悔しないために、悪い面も確認しておきましょう。
1.目・肩・腰に負担がかかる
事務職は体力的な負担が比較的少ない反面、長時間座り続けることによる不調が起こりやすい仕事です。
私も40代以降に事務職へ転職し、視力の低下や老眼、肩こりなどを実感するようになりました。
定期的に立ち上がる、休憩中にストレッチする、パソコン画面との距離を調整するなど、日頃から対策することが大切です。
2.未経験求人は競争率が高い
事務職は年代を問わず人気があり、未経験可の求人には応募が集まりやすい傾向があります。
特に40代未経験の場合は、「資格がないから無理」と考えるのではなく、これまでの仕事で身につけた経験をどう活かせるか整理することが大切です。
接客経験なら電話・来客対応、販売経験なら売上管理など、事務職に活かせる力が見つかることがあります。
3.仕事が単調に感じることがある
データ入力、書類整理、ファイリングなど、毎日同じ作業を繰り返す職場もあります。
コツコツ取り組むことが好きな人には向いていますが、常に変化や刺激を求める人は、単調に感じるかもしれません。
同じ事務職でも、営業事務や総務事務は人とのやり取りが多く、経理事務は数字や専門知識を扱います。
自分の性格に合った種類を選びましょう。
4.未経験スタートでは給与が低いことがある
事務職は、専門職や営業職と比べて、給与水準が低い求人もあります。
特に未経験の場合は、パート・契約社員・派遣社員などからスタートするケースもあります。
収入を上げたい場合は、経理・給与計算・社会保険などの実務経験を積み、専門性を高めることが重要です。
資格は必須ではありませんが、希望する求人で求められている知識を学ぶことで、応募できる仕事の幅を広げられます。
5.会社によっては雑用まで任される
事務職の仕事内容は、会社の規模や人員体制によって大きく異なります。
書類作成やデータ入力だけでなく、電話対応、来客対応、備品の補充、郵便物の発送、清掃などを任されることもあります。
特に事務員が一人しかいない職場では、経理・総務・労務など、幅広い業務を担当する可能性があります。
幅広い経験を積める点はメリットですが、応募前に求人票の仕事内容をよく確認しましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 体力的な負担が比較的少ない | 目・肩・腰に負担がかかる |
| 生活リズムを整えやすい | 繁忙期には残業が発生することもある |
| パソコンスキルや専門知識が身につく | 新しいシステムや制度を学ぶ必要がある |
| さまざまな業界で経験を活かせる | 未経験求人は競争率が高い |
| 経験を積むと転職先が広がる | 未経験では給与が低いことがある |
事務職に向いている人
事務職は、次のような人に向いています。
- 細かい確認作業が苦にならない
- 決められた期限を守れる
- コツコツ作業を進められる
- 人を支えることにやりがいを感じる
- パソコン操作を覚えることに抵抗がない
- 電話や来客に落ち着いて対応できる
すべてに当てはまる必要はありません。
私も未経験からのスタートだったため、最初からパソコン操作や事務の仕事が完璧にできたわけではありません。
実際の仕事を通して、一つずつ覚えていきました。
事務職に向いていない可能性がある人
一方で、次のような人は事務職を負担に感じることがあります。
- 長時間座っていることが苦手
- 細かい確認作業が苦手
- 同じ作業を繰り返すのが苦痛
- 電話対応をできるだけ避けたい
- 締め切りを意識して仕事をするのが苦手
ただし、事務職の種類や職場によって仕事内容は異なります。
一般事務が合わなくても、営業事務や経理事務、介護事務なら、経験や得意なことを活かせる可能性があります。
自分にどの仕事が合うのか分からない場合は、これまでの経験や希望する働き方を整理してみましょう。
40代未経験から事務職を目指すためにできること
希望する事務職を決める
「事務職なら何でもよい」と応募するのではなく、仕事内容を確認しましょう。
一般事務・経理事務・営業事務・介護事務では、求められる知識や人との関わり方が異なります。
基本的なパソコン操作を練習する
まずは、文字入力、メール、Wordの文書作成、Excelの入力や表作成などから始めましょう。
資格取得だけを目的にするのではなく、実際の仕事で使える操作を練習することが大切です。
これまでの経験を事務職向けに言い換える
事務職の経験がなくても、前職で身につけた力はアピールできます。
- 接客経験:電話・来客対応、相手に合わせた説明
- 販売経験:売上管理、在庫管理、正確な金銭管理
- 介護経験:記録作成、職員や家族との連絡調整
- 家事や地域活動:スケジュール管理、書類作成、会計
「何も経験がない」と決めつけず、自分が続けてきたことを書き出してみましょう。
まとめ|40代未経験でも事務職は目指せる
事務職には、体力的な負担が比較的少なく、パソコンスキルや専門知識を身につけられるメリットがあります。
一方で、目・肩・腰への負担、求人の競争率、給与の上がりにくさなどは、転職前に知っておきたいデメリットです。
私自身、40歳で未経験から事務職へ転職しました。
最初からすべての仕事ができたわけではありませんが、日々の業務を一つずつ覚えることで、給与計算・社会保険・労務・経理など、担当できる仕事が増えていきました。
40代未経験だからといって、事務職を諦める必要はありません。
大切なのは、自分に合う事務職を選び、応募する仕事に必要な知識やパソコンスキルを少しずつ準備することです。
事務職を目指すと決めた方は、私が実際に転職するまでに取り組んだことも参考にしてください。
自分に合う仕事がまだ分からない方は、第三者と一緒にこれまでの経験や希望する働き方を整理する方法もあります。

